事業
事業団の事業概要をご紹介します
日本医療学会は、「国民による国民のためのよい医療をつくる」ことを目的として設立致しました。医師・医療従事者が中心となるこれまでの学会とは異なり、国民すべての方々が参加する学会です。
日本医療学会は、時間・空間にとらわれずにインターネットを通じていつでも、どこでも、だれでも参加できます。ネット上で行うシンポジウムと従来の対面で行うシンポジウムを連動させて討論する新しい形式のシンポジウムを行い、「国民による国民のためのよき医療」を社会に提言していきます。
平成20年度事業
J-COMPASS: Japanese coronary angiography or myocardial perfusion imaging for angina pectoris study
内容:狭心症に対する侵襲的診断法と心筋血流イメージを用いた診断法の有用性に関する多施設共同前向きコホート研究。
研究の要旨:欧米には冠動脈疾患患者の診療に際し、予後と医療経済的な側面から検討された診療ガイドラインが存在する。そこでは、放射性同位元素を用いた心筋血流イメージをスクリーニングとして用いることが医療経済の面でも患者の予後に有益であることが明記されている。一方本邦では冠動脈疾患患者の診療手段には一定のガイドラインが存在するが必ずしも徹底されておらず、各施設で医師の経験に基づいた診療手段が採られていることが少なくない。日本の冠動脈疾患患者の診療において、心筋血流イメージを中心とした診療形態から得られる結果を、従来の冠動脈造影検査による侵襲的診断法を中心とした診療形態により得られる結果と比較することにより、その有用性を検証すること。
登録期間:2006年1月~2008年7月
登録参加施設:108施設
登録症例数:2,890症例
RELIEF: Refractory VT/VF, prospective evaluation to differentiate Lidocaine efficacy from Nifekalant
内容:電気ショック無効な心室頻拍/心室細動に対してリドカインと本邦で開発されたニフェカラントを比較検討する多施設共同コホート研究。
研究の要旨:電気ショック無効な院内発生の心室頻拍/心室細動を対象として従来使用されていたリドカイン(Naチャネル遮断薬)と本邦のみで認可されているニフェカラント(Kチャネル遮断薬)の有効性を多施設間において比較検証すること。
登録期間:2005年7月~2008年4月
登録参加施設:10施設
登録症例数:56症例
平成19年度事業
内容:高血圧症を合併した冠動脈疾患患者におけるアンジオテンシンII受容体拮抗薬による心血管イベントの二次予防効果に関する無作為割付試験。
研究の要旨:高血圧症を合併した冠動脈疾患患者に有用であることが証明されたアンジオテンシン変換酵素阻害薬と比較して、安全性・忍容性が高いことが期待されるアンジオテンシンII受容体拮抗薬(カンデサルタン)の、冠動脈疾患患者における心血管イベント二次予防効果を検証すること。
登録期間:2001年6月~2004年4月
登録参加施設:13施設
登録症例数:2,049症例
追跡期間:4.3年
追跡率:99.5%
HIJ-DES: The Heart Institute of Japan, drug-eluting stent registry
内容:日本人の経皮的冠動脈形成術における薬剤溶出性ステントの有用性に関する多施設共同前向きコホート研究。
研究の要旨:従来のステントの表面に免疫抑制剤を塗布した新しいタイプの薬剤溶出型ステントが、冠動脈疾患患者のステント治療における重大な問題であった再狭窄を著明に減少させたという欧米での報告に基づいて、本邦におけるdrug-eluting stentの使用状況とその有用性及び有害事象を明らかにすること。
登録期間:2004年11~2006年10月
登録参加施設:11施設
登録症例数:3,191症例
追跡期間:3年
追跡率:約90%
今まで行ってきた事業
HIJAMI I: The Heart Institute of Japan, acute myocardial infarction - I
内容:日本人における急性心筋梗塞患者の短期・長期予後に関する多施設共同前向きコホート研究。
研究の要旨:欧米と比較すると本邦では、急性心筋梗塞の罹病率、重症度、治療手段、予後が大きく異なることが知られている。しかし本邦における実態が不明なために、診療ガイドラインの作成には主として欧米でのデータが用いられているのが現状である。本研究では、日本人の急性心筋梗塞患者の臨床的特徴および短期・長期予後を明らかにすること。
登録期間:1999年1月~2001年5月
登録参加施設:17施設
登録症例数:3,021症例
追跡期間:4.3年
追跡率:97.1%
HIJAMI II: The Heart Institute of Japan, acute myocardial infarction - II
内容:再灌流療法を施行した急性心筋梗塞患者の長期予後に関する多施設共同前向きコホート研究。
研究の要旨:心筋梗塞急性期に速やかに梗塞部灌流血管の再開通を得ることで、その予後が改善すると考えられている。本邦では経皮的冠動脈形成術が積極的に行われており、その長期予後を明らかにすること。
登録期間:2002年2月~2004年4月
登録参加施設:17施設
登録症例数:1,759症例
追跡期間:3.5年
追跡率:85.7%
PROCES: Prognosis of coronary events study
内容:日本人における冠動脈疾患患者の長期予後に関する多施設共同前向きコホート研究。
研究の要旨:冠攣縮性狭心症にみられるように日本人の冠動脈疾患は欧米とは異なることが知られており、本邦における冠動脈疾患患者の長期予後を明らかにすること。
登録期間:2001年6月~2003年5月
登録参加施設:13施設
登録症例数:2,674症例
追跡期間:4.3年
追跡率:96.7%
内容:急性心筋梗塞に対する経皮的冠動脈形成術を用いた急性期再灌流療法に、血栓溶解薬少量投与を先行させることの有用性に関する無作為割付試験。
研究の要旨:心筋梗塞急性期に速やかに梗塞部灌流血管の再開通を得ることで、その予後が改善することが知られている。本邦では主に経皮的冠動脈形成術が行われており、日本で開発された第二代組織型プラスミノーゲンアクチベータの少量を先行投与することの有用性を検証すること。
登録期間:2002年2月~2003年9月
登録参加施設:13施設
登録症例数:600症例
追跡期間:3.5年
追跡率:95.7%
HIJ-CHF: The Heart Institute of Japan, chronic heart failure
内容:日本人における心不全患者の診療実態と長期予後に関するコホート研究。
研究の要旨:日本人の慢性心不全は欧米人に比し、基礎心疾患・予後が異なることが知られている。その臨床的特徴、診療実態、および長期予後を明らかにすること。
登録期間:2001年1月~2002年12月
登録参加施設:15施設
登録症例数:3,572症例
追跡期間:3.1年
追跡率:約98.2%
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「人類学からみた日本人の心臓病」 2006年2月17日~2月19日 会長:笠貫 宏 |
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